中古車の写真をAIに見せたら、予想以上に診断してくれた話

CX-5からレヴォーグに乗り換えるまで、カーセンサー、グーネット、スバル中古車サイト「スグダス」をチェックしました。気になる車があれば、掲載写真を確認し、評価書を見て、見積を取り、AIに相談しました。AIに丸投げするというより、自分では見落としそうな点を整理し、判断材料を増やすために使ったという感覚です。

この記事では、レヴォーグ購入までに私が実際にやっていた中古車探しと、AIをどのように使ったかをまとめます。

※レヴォーグを選んだ理由についてはこちら

AIで候補車の違いを整理

最初からレヴォーグ一択だったわけではありません。候補にしていたのは、MAZDA6/アテンザワゴン、MAZDA3、スバルXV、レガシィB4、レヴォーグなどです。AIには、それぞれの特徴や寸法、取り回し、走り、維持費の違いなどを整理してもらいました。

AIの回答をもとに、スプレッドシートで整理

こうして並べると、アテンザワゴンやB4はサイズが大きめ、XVは少し小さめ、レヴォーグはその中間くらい。馬力やトルク、燃費、税金なども比較しながら、自分の中で候補車の位置づけが整理されていきました。中古車サイトやYouTubeを見ていると、昨日はアテンザが良く見えたのに、今日はXVが気になる、ということがあります。AIに相談しながら比較表に落とすことで、その時の気分に流されず、自分が何を重視しているのかを言語化できました。

ただし、細かい数値は年式やグレードによって変わります。AIも取り違えることが多々あるので、数値は参考程度にして、最終的には自分でも確認しました。

中古車サイトは役割を分けて見る

中古車サイトは、カーセンサー・グーネット、スバル中古車サイト「スグダス」の3つを並行して見ていました。カーセンサー・グーネットは2大サイトで掲載されている車もかなり重なります。
ただ、完全に同じではなく、片方にしかない車もあります。そのような車は、見つける人が少ない分、条件の良い車を拾える可能性もあります。本気で探す時は、両方チェックした方がいいと思います。

一方で、スグダスはメーカー認定中古車なので、価格は高めに見えることが多いです。その代わり、保証や整備履歴、ディーラーで買う安心感があります。

  • カーセンサー、グーネット → タマ数は多いが、当たり外れが大きい
  • スグダス         → タマ数少なく高めだが、大外れは少ない

カーセンサーとグーネットで広く探しつつ、スグダスで認定中古車の相場感も見る。この使い方が一番バランスがよいと感じました。

カーセンサーとグーネットは検索条件を指定して、新着通知が届くようにセットしていました。サイト更新頻度と取りこぼし防止を考えて、朝と夜に一度ずつくらい確認するのがちょうどよかったです。

買い替え期限とタマ数を見ながら動く

今回の買い替えでは、CX-5の車検が約半年後に迫っていたので、期限から逆算して探していました。
AIには、車種ごとのタマ数や条件の希少性を相談しました。レヴォーグは中古市場にある程度タマ数がありますが、希望条件まで絞ると候補は一気に減ります。たとえば、次のようなことを聞いていました。

  • この条件に近い車は、待てばまた出そうか
  • 年式、グレード、色、走行距離、保証までそろうと、どのくらい希少なのか
  • 2〜3月のように動きが早い時期なら、見積まで急いだ方がいいのか

気になるけど決定打に欠ける車なら無理に追わない。逆に、条件がそろっていて次がいつ出るか分からない車なら、見積や保証確認まで進める。中古車は一点ものですが、車種や条件によって「また出そうな車」と「逃すと次が遠そうな車」があります。そこを整理できたことで、必要以上に焦らず、動くべき車には早めに動けました。

他社ディーラー在庫は掘り出し物になることがある

カーセンサーやグーネットを見ていると、スバル車でもスズキや三菱など、他メーカーのディーラー在庫が出てくることがあります。下取り車として入ったレヴォーグです。これは意外と狙い目でした。他社ディーラーの下取り車は、一般の中古車店やスバル認定中古車より安めに出ていることがあります。自社ブランドではないため、早めに売り切りたい価格設定になっているのかもしれません。それでいて、ディーラー系なので保証が長めだったり、全国の系列店で保証対応できたりします。

実際に、遠方のスズキディーラーにあったレヴォーグはかなり購入に近い候補でした。後期型、低走行、修復歴なし、保証付き。しかも全国のスズキ中古車ディーラーで保証対応できるという車でした。

遠方の中古車は、保証がその店舗でしか使えないと選びにくくなります。その点、全国対応の保証があるディーラー系在庫は、価格と安心感のバランスが良いと感じました。

AIで販売店の特徴を整理

車両そのものだけでなく、販売店の特徴もAIに相談しました。カーセンサーやグーネットを見ていると、掲載価格が安い車を大量に出しているお店があります。ただ、実際に見積を取ると、保証、整備費用、コーティング、手数料、陸送費などが加わり、最終的にはそれほど安くないこともあります。
AIに「この販売店はどう?」と聞くと、

  • 保証が短く、遠方購入では不安が残る
  • 口コミに説明不足や対応への不満が多い
  • 掲載価格は安いが、見積を取ると総額が高くなる

といった視点で見てくれます。
車両価格だけでなく販売店ごとの傾向も見ることで、候補に残す店と、よほど条件が良くない限り後回しでいい店を分けやすくなりました。

主に使ったのはChatGPT、確認用にGemini

今回の中古車探しで主に使っていたAIは、ChatGPTの有料版です。車両写真やスクショ、見積書などを見せながら相談していました。Geminiの無料版も使いましたが、私にはChatGPTの方が合っていました。私が使った範囲では、Geminiは回答がやや長く、こちらの考えを肯定する方向の返答が多い印象でした。中古車探しでは、気持ちよく背中を押してもらうより、

  • この車で気になる点はどこか
  • この見積で確認すべき点はどこか
  • この条件なら焦らなくていいのか

を冷静に整理してほしい場面が多かったです。
そのため普段はChatGPTを中心に使い、「本当にそうか?」「少し都合よく見ていないか?」と感じる場面では、Geminiにも同じ内容を聞きました。AIごとに返答のクセがあるので、迷った時は別のAIにも聞いてみる。これだけでも、判断が少し落ち着きました。

AIには文章だけでなく画像も見せる

中古車探しでAIが特に役立ったのは、掲載写真を見せて状態を判断してもらえるところでした。文章だけでも、年式・走行距離・価格から相場感は相談できますが、実際の中古車は同じ年式・同じ走行距離でも状態に差があります。
AIに画像を見せると、膨大な中古車画像のパターンと照らしながら、この年式・走行距離に対して使用感が自然か、状態が良さそうか、追加で確認すべき点はどこかを整理してくれます。

私の場合は、中古車サイトの画面キャプチャ、掲載写真、評価書、見積書のスクショをAIに見せながら相談していました。当時は一度に10枚ほど画像を投入できたので、外装、内装、下回り、評価書、見積書などをまとめて確認できました。

車両概要画面
一番よく使ったのは、車両詳細のトップ画面です。外観、価格、年式、保証、評価点などがまとまっているので、最初の候補チェックに使いやすい画面でした。

内装写真
シートのへたりやダッシュボードの傷、ステアリングのテカリなどは、年式や走行距離とのバランスで見てもらいました。単に「きれいかどうか」ではなく、この距離なら自然な使用感なのか、少し使われ方が荒そうなのかを確認するイメージです。

下回り写真
下回りは、サビが見えるかどうかよりも、その程度が年式・走行距離に対して妥当かを見てもらいました。

評価書
評価書は、評価点だけでなく、傷の位置や内装の状態も確認しました。AIに見せると、「評価点は高いが、ここは追加確認したほうがいい」といった視点で見てもらえます。

見積書
中古車の見積書は、車両本体価格、諸費用、税金、陸送費、オプションなど項目が多く、慣れていないと分かりにくいです。AIに見せてそれぞれの金額が妥当か・不要そうなオプションがないか聞いていました。

近い条件の実車を確認

購入したレヴォーグは遠方の個体だったので、事前にその実車を見ることはできませんでした。
ただ、比較的早い段階で、ほぼ同じ白のレヴォーグを地元ディーラーで見ることができました。写真で見るのと、実際に見るのでは印象が違います。
白いボディの見え方、ワゴンとしてのサイズ感、乗り込んだ時の感覚はかなり参考になりました。最初は苦手だったボンネットの穴も、実車で見ると思ったほど気になりませんでした。この時点で、「白のレヴォーグという選択はあり」と思えたのは大きかったです。

買いに進めるか、見送るかも相談した

ネット上の写真、評価書、見積書まで確認していくと、「これは結構いいかも」と思う車が出てきます。
ただ、そのまま勢いで決めるには不安もあります。
そこで最後の念押しで、

  • 買いか
  • 追加確認して追うべきか
  • いったん様子見でもいいのか

とかなり端的に聞いていました。
返答は例えばこのような感じです。

  • 価格は悪くないが、保証が弱いので遠方購入なら慎重
  • 内装状態は距離のわりに良さそうだが、匂いと整備履歴は確認
  • 条件は悪くないが、決定打には欠けるので焦らなくていい
  • 条件はかなり良いので、購入判断に進む価値はある

写真、評価書、見積書、保証内容まで見たうえで、総合的にどう判断するか。最後にその温度感を確認できるだけでも、判断はしやすくなりました。

まとめ:AIで判断材料を一気に整理できた

中古車探しでAIを使って感じたのは、迷いを分解するのに向いているということです。候補車の寸法や特徴、買い替え期限、タマ数、販売店の特徴、写真、評価書、見積書。こうした情報をAIに見せることで、焦らなくていい車と、早めに動いた方がいい車を分けやすくなりました。

中古車探しでは、価格、年式、距離、保証、状態、販売店、色、グレードなど、考えることが多いです。そこに「欲しい」「でも高い」「今買わないと売れるかも」という感情も入ります。AIを使うことで、その迷いを感覚だけで処理せず、ひとつずつ判断材料に分けることができました。

最終的にレヴォーグを選んだのは自分です。ただ、そこに至るまでの材料整理にAIを使ったことで、なんとなく良さそうだから選ぶのではなく、根拠を持って納得感のある選び方ができたのではないかと思います。

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